Kosuke Kawamura 9 Art
× Qiezi Mabo 9 Sound
Quosuke Quawamura
Drew Big Bonus
March 3 - March 26, 2023
March 3 - March 26, 2023
河村康輔に新しく開廊するローヴスギャラリーの除幕に、個展を催してほしいと2022年夏にオファーした際、快諾してもらえつつ、逆提案を受けました。これまでカリ・ソーンヒル・デウィットなどとふたりで作品を制作したことはあっても、エキシビションまで誰かと一緒に開催したことがないから、今回は自身の朋友である謎の覆面アーティスト・Qiezi Mabo(チェズマボ)とプロデューサーのGiorgio Blaise Givvn(ジョルジオ・ブレイズ・ギブン)をフィーチャーしたいと。その時点ではもうすでに絵が見えていたようで、Qiezi Maboの楽曲のためのアートワークがいくつか上がっていました。音源は全9曲あり、本展では曲名の1.『2nensei』 2.『Fried Chicken』 3.『Star Beach Love』 4.『My Life』 5.『Tomodachi』 6.『Piqo』 7.『Say Yes』 8.『Qamisama』 9.『3nensei』からインスピレーションを得ており、それらを画材の幅を持たせて、キャンバス、ターポリン、ストーンスタブ&レクタングラー、アクリルプレートに表現したのは「神の複製」なのかという印象を受けます。ジーザスは言及するまでもなく、時間に通貨に自然に生物に植物に、河村康輔とQiezi Maboは同じ神を見ていたのでは。聖神という存在や価値を認めているからこそ皮肉も侮辱もでき、虚実皮膜のストリートアートだからこそ、神について語るときに我々の語ることは崇高な神化論でなくていい。エピゴーネンも凡庸も諷刺もあっていいし、それを寛容な神は手を広げて待っていてくれる。でも、これだけは心がけたい。目を見開きすぎるとメタファーが脳裏にまで蔓延するから……アイズ・ワイド・シャット。
河村康輔 9 Art × Qiezi Mabo 9 Sound
Quosuke Quawamura Drew Big Bonus
2023年3月3日(金)- 3月26日(日) 11:00 - 20:00
オープニングレセプション : 2023年3月2日(木) 18:00 - 21:00
コラージュアーティスト、アートディレクター、グラフィックデザイナー。多数のアパレルブランドにグラフィックを提供する傍ら、ライブ、イベント等のフライヤー、DVD・CDのジャケット、書籍の装丁、広告等のデザイン、ディレクションを手掛ける。ジャンルを横断したコラボレーション多数。国内外の様々な美術館やギャラリー等で個展やグループ展を開催。adidas originals, NIKE, TOYOTA, Mercedes-Benz, 大友克洋GENGA展メインビジュアル、Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura『AKIRA ART WALL』など様々なコラボレーション、アートワークを提供。ボイマンス美術館(オランダ・ロッテルダム)に大友克洋氏との共作が収蔵。2022年、UNIQLO「UT」クリエイティブ・ディレクターに就任。
ヒップホップ界でも異彩を放ち続けるGiorgio Blaise Givvnがプロデュースしていること以外、ほぼ全てが謎に包まれていると言っても過言ではない“Qiezi Mabo”(チェズマボ)。 2020年5月に1st アルバム『Big Bonus』はネットオークション限定にてわずか合計81名へ販売し、大きな話題を呼んだ。 また、第22回文化庁メディア芸術祭にて『Qiezi Mabo loves PUNPEE “Qiezi Mabo Forever(Fried Chicken Mix)”』のMVが審査委員会推薦作品に選出されるなど、芸術的観点からも高い評価を受けるアーティストである。
Music learner born and raised in Tokyo.